2000年に、日本絵手紙協会が中心となり企画した絵手紙展「忘れないよ20世紀　こんにちは21世紀」。全国に絵手紙の募集を呼びかけ、集まった絵手紙の総数はなんと63万通。その多くは20世紀を生きた人々の証として、当時の世相を映した貴重な記録となりました。

　その後、絵手紙をテーマごとに分類し『絵手紙万葉集』（全七巻）という題名で書籍化されました。

　集まった絵手紙を永久保存するため、2007年には「栄村国際絵手紙タイムカプセル館」が誕生。21世紀の始まりから、早くも25年が経ちました。

　時代は変わり、インターネットの普及や郵便料金の値上げにより、手紙を送り合う文化にも大きな変化が起きています。

　そんな今だからこそ、手書きの素晴らしさを見直すとき。今年は『絵手紙万葉集』第１巻『衣食住』に掲載された約430点の絵手紙と、当時の懐かしい道具や郷土玩具をあわせて会場で展示いたします。

　二十世紀の暮らしを、一緒に振り返ってみませんか？